BIOGRAPHY

◆BIOGRAPHY

なつめみちるの作品はコピー用紙より薄い紙とたった一本の小さなハサミを使った切り絵だ。

作品の背景には空想世界を舞台にした物語があり、単色のコントラストの力強い印象の絵の中に、どこか寂しさや優しさを秘めた繊細で緻密なアートである。

1978年に愛知県で複雑な家庭に生まれ、虐待やイジメを受けて育つ中で、自身の中にある空想世界を旅しては、絵を描いたりひとり遊びをするのが好きな幼少期を過ごす。

中学を卒業後は、アーティストになるために進学せず独学で絵を学び、積極的にイベントに参加して自分の絵を販売するなど、地道な努力と活動をしてきた。

2013年にハサミ切り絵と出会い、アートの世界に飛び込んでからは、多数のグループ展や企画展に参加し、国内のアートフェアや個展も経験。講師の活動にも力を注いでいる。

自身の在り処や生きる理由である作品が、誰かに寄り添えるものであるように願いながら、なつめみちるはこれからも、どこまでも空想世界の旅を続ける。

The works of Michiru Natsume are the cutout pictures which are created by a pair of small scissors, and a paper thinner than usual copy paper.

In the backdrop of her works, there are stories set in the fantasy world. The delicate and minute art works with strong feeling monochrome contrast, are having a tenderness and a bit of lonliness.

She was born in 1978, Aichi-pref, and raised up in a complicated home. In abusing and bullying, she spent a childhood by playing alone and drawing pictures, every after traveling to her own fantasy world.

After graduating of the junior high school, she learned art by herself, not procceding to the next level of the school.
She continued to make steady efforts through an proactive activities such as participating the events and selling own paintings.

In 2013, she met a cutout art work by scissors and jumped into the world. She has been participaiting many group/special exhivision and experienced domestic art fair or personal exhivision too.

She will continue the travelling to her fantasy world forever and ever, hoping to her works, which are her will to life and also spiritual home, can be with someone’s heart too.


◆Profile

ハサミ切り絵作家 なつめ みちる Michiru Natsume

1978年生まれ、愛知県在住

ハサミ切り絵作家としてクリエイター活動をしています。なつめみちるはアーティスト名で、本名とは関わりのない名前です。

わたしの作る切り絵は、主に黒い紙を使用し、切り絵専用のハサミで切って作っています。ハサミの先端が針のように細いのでそれを利用して突き刺し、その穴から切り広げるようにして切り進めていきます。

わたしの作品には色をつけていません。単色をメインとして、一枚のつながった紙で制作しています。見た人が自由に色をイメージしてくれて初めて作品が出来上がると思っているので、「色鮮やかなモノクロ」がコンセプトです。モノクロというのは、何色にもなれるし、何色にもなれない色だと思っています。

また、ハサミで切ったとは信じられないようななめらかな線、驚いていただけるような緻密さを意識して切り絵を作っています。

わたしのハサミ切り絵作品は、動物、植物、幻獣、神話などをメインに作っていて、背景設定として、オリジナルファンタジー世界「alles」を舞台にした物語があります。元々は、わたしの幼少期の複雑な環境から逃れたくて妄想していた世界がベースとなっています。もしもallesについて関心を持っていただけましたら、aboutをご覧ください。もう少し詳しく紹介しております。

 

◆主な活動

 

      • 個展、グループ展、コンペ、アートフェアなどでの一点もののハサミ切り絵の原画販売
      • ハサミ切り絵の原画をもとにしたグッズ類のネット通販
      • クリエイターズマーケット、デザフェス、同人イベントなどへの参加
      • ハサミ切り絵の講座の講師
      • 子どもから大人まで様々な年齢層向けのハサミ切り絵のワークショップ
      • ハサミ切り絵の実演制作 新聞やテレビやネットニュースなどのメディア出演、掲載対応の実績あり

 

    オファーは、随時お受けしております。

お問い合わせフォーム(contact)より、ご連絡ください。

わたしの作品の無断転載、無断使用はお断りさせて頂いております。

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Work

2013/09 ハサミ切り絵作家活動開始

2014/03 しっぽ長屋春の京都展(京都・おうちごはんcafeたまゆらん)
2014/07 SAMURAI展~神風~(大阪・ART Lab OMM)
2014/12 タツコン2014(愛知・GALLERY龍屋)

2015/04 個展「光と影の色」(愛知・GALLERY龍屋)
2015/04 TVニュース「イッポウ」取材
2015/11 SAMURAI展~大阪の陣~(大阪・ACDC;02gallery)入選
2015/12 タツコン2015(愛知・GALLRY龍屋)20位入賞

2016/01 ZEROTEN2(愛知・GALLERY龍屋)
2016/12 タツコン2016(愛知・GALLERY龍屋)2位受賞

2017/01 タツコンBEST HIT20(愛知・GALLERY龍屋)
2017/01 SAMURAI展2017冬~大阪の陣~(大阪・181building)
2017/02 切ってみま蝶REAL2017(大阪・ギャラリーhana輪*)入賞
2017/06 個展「星のこえ 月のうた」(愛知・GALLERY龍屋)
2017/07 ハサミで作ろう!切り絵のWS(愛知・安城市民ギャラリー)
2017/08 濃黒切り絵展(大阪・Atelier cypris)カワチ画材賞
2017/12 タツコン2017(愛知・GALLERY龍屋)4位受賞
2017/12 CYP忘年展(大阪・Atelier cypris)

2018/01 タツコレ(東京・渋谷ヒカリエ)
2018/02 Tatsucon Selection 2018(愛知・GALLERY龍屋)
2018/03 濃黒選抜切り絵展(大阪・画人画廊)
2018/04 Urban Ethnic-ネクタイ売り場VP-(大阪・阪急メンズ館)
2018/08 ハサミ切り絵親子体験(愛知・春日井市民ギャラリー)
2018/08 SAMURAI作品展-切り絵の森への誘い-(山梨・切り絵の森美術館)
2018/09 ハサミでつくる切り絵体験(山梨・切り絵の森美術館)
2018/09 神戸アートマルシェ(兵庫・メリケンパークオリエンタルホテル)
2018/10 個展「紙×神」(愛知・GALLERY龍屋)
2018/12 タツコン2018(愛知・GALLERY龍屋)

2019/04 SAMURAI切り絵博覧会(大阪・SAMURAI Gallery Regalia)

2021/09 オトナノタツコン2021(愛知・GALLERY龍屋)
2021/10 タツコレ2021(東京・GALLERY龍屋)

2022/04 SAMURAI切り絵博覧会(大阪・SAMURAI Gallery Regalia)
2022/07 おたくま経済新聞へ掲載
2022/09 オトナノタツコン2022(愛知・GALLERY龍屋)